野澤徹也三味線リサイタル3月7日Tokyo Concerts Lab.で開催!「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」

演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
野澤徹也三味線リサイタル
+ Live Streaming & Archive Viewing

2022年37日(月)18:30開場 19:00開演
Tokyo Concerts Lab.(東西線「早稲田駅」2番出口下車6分)

制作:佐藤昌弘

 

全曲新作初演
美和哲平/オートポイエーシス 声:野澤佐保子
門脇治
/シャー味線 声:大友美由奈
伊藤高明/再生Rebirth 2 尺八:山口賢治
森田泰之進/速驚曲第4番
橋本信/Seasonable Rain(時雨)尺八:山口賢治
松尾祐孝/フォノ第16番 ~三味線独奏の為に~
佐藤昌弘/冬の詩曲 十七絃箏:野澤佐保子

 

インターネット配信実施
ネット視聴チケット(¥1,000)をご購入の上こちらで視聴申込みを行って頂くと、リサイタル翌日から10日間、公演の録画映像をご視聴頂けます。3月6日(日)までに視聴申込みを完了した方は生配信でもご覧になれます。なお、視聴者の受信環境や、配信システムのトラブルにより、映像や音声の乱れ、公演の一時中断、途中終了の可能性があります。予めご了承ください。

 

Ticket Information

ネット視聴チケット
1,000円ネットで購入

座席チケット 全自由席 ※未就学児入場不可
一般2,500円ネットで購入
学生1,000円ネットで購入
※感染症予防対策により座席70%で開催致します。
クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、銀行振込、Pay-easyで購入可

電話で購入 ⇒ 03-6417-0393(日本現代音楽協会/月-金 10:00-17:00)

 

▼感染症予防対策ご協力のお願い
・発熱、咳等の症状がある場合は来場をお控えください。
・混雑を避けるため入退場時にお待ちいただく場合があります。
・入場時、ご来場者の個人情報をご記入頂きますので予めご了承ください。会場へ提供 致します。
・入場時検温を行います。37.5℃以上の発熱等の症状がある場合は入場をお断りさせ て頂きます。
・会場内ではマスクの着用をお願いします。
・入場後感染が疑われるような症状等が見受けられる場合、必要に応じてご退席頂く

 

主催:特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
後援:一般社団法人日本音楽作家団体協議会、一般社団法人日本作曲家協議会
協力:洗足学園音楽大学

 

野澤徹也(のざわ・てつや)花園大学入学邦楽部にて三味線に初めて触れる。1997年現代邦楽研究所入所、西潟昭子師に師事。2001年同研究所修了、講師に就任、作曲家に新曲委嘱活動を開始。2013~2018年NHK Eテレ「にっぽんの芸能」主題曲と挿入曲の三味線を担当。2019年に伝統文化振興財団よりCD『杵屋正邦作品集』を発売、令和元年度第74回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。CDは他19作を発売。現在、野澤徹也三味線合奏団主宰、洗足学園音楽大学現代邦楽研究所講師。

第38回現音作曲新人賞受賞の言葉〜田中弘基

この度、第38回現音作曲新人賞を受賞いたしました、田中弘基と申します。

まず、今回拙作を受賞作に選んでくださった審査員の森田泰之進氏、新垣隆氏、福井とも子氏、そして初回のリハーサルから、作曲者の意図を次々と的確に読み取り、演奏をしてくださったフルートの木ノ脇道元氏、チェロの松本卓以氏に心から感謝申し上げます。私にとってこの賞は、本選にノミネートしていただくこと自体、長期的な目標であっただけに、正直に申しましてここまで早く「受賞」という結果をいただけたことに当初は喜びよりも困惑の気持ちが大きく、なかなか実感も湧きませんでしたが、このような賞歴というのは結果の良し悪しに関わらず一過性のもので、これで今後の人生が決まるわけでもないのでしょうから(せっかくのこのような場で適切な言い方ではないかもしれませんが)、今はあくまで、今回のことは今回のこととして素直に喜べばそれでいいのだと自分に言い聞かせています。

演奏会当日のプログラムノートには作品について小難しいコンセプトばかり書き連ねておりましたので、ここでは作品の成立について少しばかり書かせていただけたらと思います。
もともと受賞作は弦楽三重奏として書き始めたものでした。しかし着手から数週間経っても、自分の書いている音に実感が湧かず、いつしか頭の中ではフルートとチェロの音が鳴るようになりました。その時点で締め切りまで本当に時間がなく、丸1日逡巡した挙句、リスクを冒してでも編成を変えるべきだとの結論に至り、元のアイディアを活かしつつ短期間で集中して仕上げました。
ピアノ以外での旋律楽器のデュオというのは、二つの線、特に今回私が採用したフルートとチェロといった編成ですと外声のみが剥き出しになった状態が続くということで、編成を変更したらしたでかなり苦戦しました。結果として現時点での技術や表現の限界を思い知らされることにもなりました。今後に活かしたいと思います。

作品最大の反省点としては、講評で審査員長の森田氏がおっしゃっていたように、音楽としての目新しさにやや欠けたところかと思います。「コンクール」であることを意識するあまり、「守り」に入ってしまった感は否めず、今後は月並みの表現ですが「自分の音」を探していきたいと思います。
そして今後より多くの方に、拙作を聴いていただける機会が増えるようにこれからも精進してまいります。

改めましてこの度は本当にありがとうございました。

 

▼第38回現音作曲新人賞審査結果はこちら

「ペガサス・コンサート Vol.IV」リサイタル企画&主演者募集!

〈現音 Music of Our Time 2022〉
「ペガサス・コンサー トVol.IV」募集要項

主催:日本現代音楽協会

「ペガサス・コンサート」は、現代音楽作品の演奏に意欲的な演奏家を支援するシリーズです。演奏家が自ら企画立案して出演するリサイタル企画を広く募集します。応募者の年齢、国籍は問いません。個人、団体のいずれの応募も可能です。また、演奏分野、演奏楽器に制約はありません(電子楽器、エレクトロニクスの使用も可)。なお、応募は無料です。

●開催日時・会場

「ペガサス・コンサート」は、2022年11月から12月にかけて開催される当協会の音楽祭〈現音 Music of Our Time 2022〉の中で、下記の日程で行われます。公演のインターネット配信も行う予定です。

第1回公演:2022年12月8日(木)19:00開演(18:30開場)21:00終演
東京オペラシティ リサイタルホール

第2回公演:2022年12月9日(金)19:00開演(18:30開場)21:00終演
東京オペラシティ リサイタルホール

★上記のどちらの日程でも出演可能なことが応募の条件となります。

●会場費
上記二公演とも、演奏会当日の午後・夜間枠(13:00〜21:30)の会場費(約250,000円)を協会が負担します。公演の仕込み等の理由により午前枠を使用したい場合や、撤収作業等による21:30以降の延長料金が発生する場合は演奏者の負担となります。

●制作費補助
上記二公演とも、演奏会制作費補助として、協会より50,000円を提供します。

●チラシとプログラム冊子の制作
〈現音 Music of Our Time 2022〉の共通チラシ、ならびに共通プログラム冊子を協会が用意し、かつ制作費と印刷費を負担します。

●その他の経費
著作権料と会場付帯設備費、楽器借用(ピアノを含む)、楽器調律、楽器運搬、舞台作業に関わる人員の費用は出演者の負担となります。それらに必要な諸手配は出演者が行って下さい。

●プログラムの条件
(1) 原則として、1945年以降に作曲された作品で、2時間内の演奏会(休憩、転換を含む)を企画・構成して下さい。ただし企画の趣旨に沿うものであれば、1945年以前に書かれた作品を若干含む事も可とします。
(2) 初演の作品を1曲以上含めて下さい。(海外で初演された曲の)日本初演も可とします。なお、新作を作曲家に委嘱する場合は、出演者が用意するものとします。
(3) プログラムの曲目の少なくとも3分の1以上を日本人作品とします(できれば2分の1以上が望ましい)。

●チケットの券売と収入について
入場料は座席券が3,000円、インターネット視聴券が1,500円です。出演者へのチケットノルマはありませんが、極力、券売・集客にご協力下さい。なお、リサイタルで得られたチケット収入は、出演者がその3分の1、協会がその3分の2を収めるものとし、別途に出演料は発生しません。

●応募手続き
2022年1月6日(木)〜2022年2月4日(金)18:00必着。郵送または宅配便による送付のみとします。以下の書類(書式自由)と資料をまとめたものをお送り下さい。応募資料は返却しません。

1 . a: 応募者氏名、もしくは応募団体名とその代表者氏名 b: 応募者(応募団体代表者)の住所、電話番号、Eメールアドレス
2. 応募者(応募団体)の演奏活動実績を中心としたプロフィール
3. 応募者(応募団体)による近年の演奏の録画データ2曲以上
※1945年以降に作曲された作品の演奏としますが、リサイタルで演奏を予定している作品以外でも構いません。なお、録画データの提出が困難な場合のみ、録音データでも可とします。録画、録音は、パソコンで再生可能なデータをUSBメモリ等のメディアに収めたもの、またはDVD/Blu-ray/CDプレーヤーで再生可能な光学ディスクを提出してください。YouTubeなどのインターネットサイトへのリンクを提出資料とする事、データ便による提出は原則として不可とします。
4. リサイタルのサブタイトルと、企画・構成の趣旨を説明したもの
5. リサイタルの全演目と各曲の演奏時間 ※原則として「未定」は不可とします(「新作」の表記は可)。

●結果発表
募集締め切り後、協会理事会にて審査を行い、2022年2月末日までに二企画の採用を決定し、協会ウェブサイトで公表します。

●応募先・問合わせ先
〒141-0031 東京都品川区西五反田7-19-6-2F
日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
TEL: 03-6417-0393(平日10:00-17:00)
E-mail: 80th@jscm.net

レクチャー 「エレクトロニクス(ラップトップ、Max/MSP)とピアノによる室内楽を書く」

現音 in 関西 vol. 8
LAPS Ensemble(ラップス アンサンブル)によるレクチャー
「エレクトロニクス(ラップトップ、Max/MSP)とピアノによる室内楽を書く」

 

日時2022年1月21日(金)19:00~21:00

場所Zoomによるライブ配信(アーカイブはこちら

申込方法下記フォームより申込

講師
ジル・ドゥヌー(ラップトップ)
籾谷奈芳(ピアノ)
クロード・ルドゥ(作曲)

参加費無料
※通訳付き(フランス語 → 日本語)通訳:籾谷奈芳
※Max/MSPのプログラミング等についてのレクチャーではございません。

 

 日本現代音楽協会は、ベルギーのアンサンブル、LAPS Ensemble(ラップス アンサンブル)のメンバーを迎え、2023年に大阪で全曲新作初演演奏会を開催するにあたり、Max/MSP(ソフト)を使った作品を広く募集します。

 公募に際し、作品募集のためのレクチャーをZoomにて開催します。作品の応募にはこのレクチャーの視聴が必須となります。

 LAPSは、作曲家クロード・ルドゥ氏によって創られた団体ですが、ラップトップ(ノートパソコン)プレイヤー3人をメンバーに含むLAPSの最大の特徴は、彼らも演奏家として舞台に立ち、他の楽器と共演して音楽を作るというスタンスにあります。次々に作曲家に委嘱をし、様々な音楽祭に出演しているLAPSのメンバーから、ラップトッププレイヤーのジル・ドゥヌー氏、ピアニストの籾谷奈芳氏、そして作曲家で指揮者のクロード・ルドゥ氏の3人に話をしていただく予定です。

 彼らがMax/MSPで作った4種類の音の変換とピアノ1台のみで、どのような音楽を作ることができるか、またどのように記譜すれば良いのか等について探究するというのが、このワークショップの趣旨です(決してMax/MSPを中心に話をするものではございません)。Max/MSPを全く知らなくても、ソフトを持っていなくても、パソコン操作が苦手でもご参加いただけます。

 また参加者は、このレクチャーで紹介されたLAPSの音の変換プログラム(patch max)をダウンロードすることが可能です(レクチャーのアーカイブ動画の概要欄にダウンロード先を明記しています)。

(制作:福井とも子)

フォーラム・コンサート レポート

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