【現音アーカイヴズ】森田泰之進《へんたいどーぶつ》

森田泰之進会員作曲「ヘンタイデュオ」の演奏による《へんたいどーぶつ》をアップしました。そうなんです、へんたいなんです(下記曲目解説参照)。

2012年1月21日(土)〜22日(日)浜離宮朝日ホールにて現音創立80周年記念フェスティヴァルを開催! 2日間で6公演、その最終公演に森田会員の新作《PRANA》(フルート、ピアノ、弦楽四重奏)を上演!

また「ヘンタイデュオ」のヴァイオリン辺見康孝さんによるジョン・ケージ《フリーマンエチュード》全曲演奏リサイタルも決行!これはタイヘンな企画です!

詳細は明日発表!まずはヘンタイの方を!

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▼〈現音・秋の音楽展2009〉「アンデパンダン展 第1夜」
2009年11月9日(水)19:00開演
東京オペラシティリサイタルホール
ヘンタイデュオ:辺見康孝(ヴァイオリン)多井智紀(チェロ)

「変態動物」とは、生育過程の一時期に著しく形態を変える動物。具体的には生き残りと成長に最適化された幼生と、成長後の成体の間で、形態が大きく変わる動物(チョウ、カ­ブトムシなど成育過程で蛹を経る「完全変態動物」、セミ、カマキリ、トンボなど蛹を経ない「不完全変態動物」を含む)を指す。
立ち昇る音、そして演奏行為そのものの変態(=変容)の過程に、特に注力して作曲を行った。

【現音アーカイブズ】近藤浩平《ヴァイオリンと打楽器の為の協奏曲 作品110》

〈現音・特別音楽展2010〉「アンデパンダン展 第2夜」で初演された近藤浩平会員作曲《ヴァイオリンと打楽器の為の協奏曲 作品110》の動画と楽譜をアップしました。

この作品は2012年1月21日(土)17時開演ジーベックホール(神戸市)「持ち運びできる協奏曲の世界」にて再演されます。チラシはこちら

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▼〈現音・特別音楽展2010〉「アンデパンダン展 第2夜」
2010年11月10日(水)18:00演
東京オペラシティリサイタルホール
中島久美(ヴァイオリン)
打楽器アンサンブル「どってん博物館」:高橋若菜・渡邉達弘・正木恵子

現音が所属する「日本音楽作家団体協議会」主催の第2回フェスティバル「音楽作家12団体によるトーク&コンサート」開催

第2回 FCA フェスティバル〜音楽作家12団体によるトーク&コンサート〜
2011年12月6日(火))15:30会場/16:00開演
会場:けやきホール
渋谷区上原 3-6-12

★入場無料!

FCA(日本音楽作家団体協議会)とは、音楽を作る人たちの連絡協議会です。 作曲家団体・作詩家団体・編曲家団体・訳詩家団体など12団体が属し、ジャンルも歌謡曲・演歌からクラシック・現代音楽や童謡に至るまで様々です。

▼第1部:日本作詩家協会・日本童謡協会・日本詩人連盟
詩人が語る“うたごころとは

▼第2部:日本現代音楽協会・日本作曲家協議会・日本童謡協会・詩と音楽の会
イメージを音楽に・・・「花火」をテーマに音楽の様々なカタチ~

現代の童謡で「花火」を楽しもう!
《せんこうはなび》作詩:織江りょう 作曲:三平典子 歌:木村弓 ピアノ:中川俊郎

現代の日本歌曲で「花火」を楽しもう!
《花火》作詩:間所ひさこ 作曲:平井秀明 歌:萩原みか ピアノ:中川俊郎

現代音楽で「花火」を楽しもう!
《花火・HANABI》作曲:松尾祐孝 トロンボーン::村田厚生 ピアノ:中川俊郎

みんなで音楽を創ってみよう!
ワークショップ・リーダー:松尾祐孝 トロンボーン:村田厚生 ピアノ:中川俊郎

▼第3部:日本作編曲家協会・日本作詩家協会・全日本児童音楽協会
メロディーと言葉と編曲と

▼第4部:日本作曲家協会・日本音楽著作家連合・日本訳詩家協会・全日本音楽著作家協会
世界から、そして日本から~外来曲と日本の音楽界の関り

※詳細はこちらをご覧下さい。

現音YouTubeチャンネル開設 赤石直哉《Fantasia IV》未発表テイクを公開

日本現代音楽協会オフィシャルYouTubeチャンネルを開設しました。

記念すべき1作目の動画は先日行われた「アンデパンダン展 第2夜」で初演された、赤石直哉会員の《Fantasia IV》です。演奏は、フルート丸田悠太さん、ピアノは作曲者本人。

今回アップした動画は本番当日の最終リハーサルの演奏。普通は絶対に聴けない、未発表のテイクを是非お楽しみください。

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渋谷由香さん、松浦伸吾さん、富樫賞受賞のことば

▼第28回現音新人賞富樫賞:渋谷由香
この度は、オペラシティという素晴らしい場所で、自分の作品をたくさんの方に聴いていただく機会をいただけて、大変光栄に思っております。
微分音程を12平均律ではない音律としてここまで規定して使用した曲を、実際の音にする機会というのは初めてに等しかったのですが、想像していたとおりの音の世界が確認でき、嬉しかったと同時に自分の音楽というものがより明確になりました。そして、富樫賞と聴衆賞という賞をいただく事ができたことは、今後の励みとなりました。聴きにいらしてくださった方々、関係者の方々、どうもありがとうございました。

 

▼第28回現音新人賞富樫賞:松浦伸吾
第28回現音新人賞入選、及び富樫賞を頂くこととなりました、作曲の松浦伸吾と申します。このような結果を得たことをとても喜んでおります。自作品を演奏してくださった、ヴァイオリンの竹内さんと星野さん、そしてピアノの兼重さんに対して、大きな感謝を抱かずにはいられません。有難うございました。
この作品は自分の中に起こったイメージ—霧中の紅—を全く自由に、言い換えれば、作曲技法やコンセプトをあえて固めずに描き進めたものでした。今日までに蓄え、鍛え上げてきた数々の作曲技法や音楽的アイデアを全て机上にばらまき、必要に応じてそれらを楽譜に塗りつけていった。直感を前面に押し出した結果いつの間にか作品が組み上がっていた、という印象を私は持っていますが、それに対して何らかの評価を頂けたことは非常に心強く思います。今回の経験によって、感性と構築力への自信を少しばかり得ることができました。
ちなみに私も大体400文字です(笑)。

 

▼富樫賞(2005年設立)歴代受賞者

2005年度第22回現音作曲新人賞:山根明季子《Transcend》
2006年度第23回現音作曲新人賞:該当作品なし
2007年度第24回現音作曲新人賞:稲森安太己《ミンネザング》
2008年度第25回現音作曲新人賞:秋元美由紀《Catalyst〜連鎖》
2009年度第26回現音作曲新人賞:田口和行《葉桜》
2010年度第27回現音作曲新人賞:該当作品なし
2011年度第28回現音作曲新人賞:渋谷由香《不均等音律による6つの風景2》松浦伸吾《霧中の紅》