第40回現音作曲新人賞入選者発表

第40回現音作曲新人賞の譜面審査を行いました(テーマ:現在形のデュオ)。
全28作の応募の中から、福井とも子審査員長、星谷丈生・山本裕之審査員による厳正な審査の結果、新人賞候補作品(入選作)に下記の4作が選ばれました。
2023年12月21日(木)19:00開演、東京オペラシティリサイタルホールにて行われる〈現音 Music of Our Time 2023〉「第40回現音作曲新人賞本選会」に於いて、演奏審査により新人賞受賞作を決定します。

 

■入選作(作曲者名五十音順に表記)

相澤圭吾(AIZAWA Keigo)
《2本角アテンション》cl, sax

川口 孟(KAWAGUCHI Takashi)
《刻刻》cl, sax

魯戴維(LU Daiwei)
《エル・タンゴ》cl, sax

渡邊 陸(WATANABE Riku)
《歯車》vn, pf

現音作曲家レクチャーシリーズ 第2回 山内雅弘 9月2日15:00から洗足学園音楽大学で開催!

現音作曲家レクチャーシリーズ 第2回
山内雅弘~私の考えるオーケストラ作品作曲術~

2023年92日(土)15:00〜
洗足学園音楽大学アンサンブルシティ棟C201教室東急田園都市線「溝の口」JR南武線「武蔵溝ノ口」徒歩9分
〒213-8580神奈川県川崎市高津区久本2-3-1

入場無料(資料準備の都合上、出来るだけご予約をお願いします)

昨年に始動した新企画「現音作曲家レクチャーシリーズ」は、作曲を学んでいる音大生、現代曲の演奏に積極的に取り組んでいる音大生、若い世代の作曲家ならびに演奏家に向けて、日本現代音楽協会の作曲家による自作を題材とした、音楽語法や創作の姿勢等について語るレクチャーです。第二弾となる今回の登壇は日本現代音楽協会理事の山内雅弘会員。「私の考えるオーケストラ作品作曲術」と題し、自身の主要なオーケストラ作品を例にあげて、スケッチからスコア化までのプロセス、形式について、オーケストレーションの考え方、特殊奏法について、音組織について、といった諸観点から徹底解説いたします。

●講師:山内雅弘(作曲家/日本現代音楽協会理事)

【取り上げる予定の作品】
風の糸〜ヴァイオリンとオーケストラのための(1998)
宙の形象〜ピアノとオーケストラのための(2010)
管弦楽のための協奏曲(2012)
主題の無いパッサカリア〜オーケストラのための(2016)
SPANDA〜ヴィブラフォンとオーケストラのための(2018)

●主催・お問い合わせ・お申し込み
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
e-mail:80th@jscm.net
電話:03-6417-0393

●協力:洗足学園音楽大学 作曲コース

山内雅弘(やまうち・まさひろ)1960年仙台市生まれ。東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。1983年ミュージック・フロム・ジャパン演奏会(於ニューヨーク・カーネギーホール)で「中棹三味線と管弦楽のための相響」を世界初演。第1回日仏現代音楽作曲コンクール入選、クルーズ国際ピアノ会議作曲コンクール第1位、シルクロード管弦楽作曲コンクール入賞、日本交響楽振興財団第作曲賞入選(第17回・第23回)、日本交響楽振興財団奨励賞、第11回朝日作曲賞佳作入選(合唱組曲)、文化庁舞台芸術創作奨励賞(合唱曲)、全日本吹奏楽コンクール課題曲公募第16回朝日作曲賞受賞、合唱組曲公募第16回朝日作曲賞受賞、第2回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール第1位、第21回芥川作曲賞。作曲を本間雅夫、北村昭、八村義夫、南弘明、松村禎三、黛敏郎の各氏に師事。 現在、東京学芸大学教授、日本現代音楽協会理事、日本作曲家協議会副会長。

岩瀬龍太クラリネットレクチャー9月22日18:30から洗足学園音楽大学で開催!

演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
岩瀬龍太クラリネットレクチャー

2023年922日(金)18:30〜
洗足学園音楽大学アンサンブルシティ棟C604大教室東急田園都市線「溝の口」JR南武線「武蔵溝ノ口」徒歩9分
〒213-8580神奈川県川崎市高津区久本2-3-1

入場・資料代無料(資料準備の都合上、出来るだけご予約をお願いします)

日本現代音楽協会では、「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」として、クラリネット奏者の岩瀬龍太氏を迎え、全曲新作初演リサイタルを開催するにあたり、クラリネットの独奏、またはクラリネットとピアノの二重奏作品を公募いたします(ピアノ:川村恵里佳)。

●主催・お問い合わせ・お申し込み
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
e-mail:80th@jscm.net
電話:03-6417-0393

●協力:洗足学園音楽大学 作曲コース

岩瀬龍太(いわせ・りゅうた)桐朋学園大学音楽学部入学。鈴木良昭氏に師事。ベルギーのアントワープ王立音楽院とモンス王立音楽院にて、ワルター・ブイケンス、ロナルド・ヴァン・スパンドンクの両氏に師事。第11回ピエトロ・アルジェント国際室内楽コンクール第1位。第4回マルコ・フィオリンド国際室内楽コンクール第3位。第5回パドヴァ国際室内楽コンクール第3位。夏期国際音楽アカデミーにおいてバルトーク賞を受賞など国内外で活躍中。ウェブサイト⇒ https://ryutaiwase.com

 

▼作品募集要項

募集内容:B管クラリネット、A管クラリネット、バス・クラリネット、Es管クラリネットのいずれかによる、クラリネット独奏、またはクラリネットとピアノ二重奏のどちらかの、3~8分の未発表の新作。上記楽器の持ち替えは可。ただしエレクトロニクスを用いず、ピアノの内部奏法を伴わないこと。。

募集締切:2023年12月8日(金)18時必着

審査員:岩瀬龍太、川村恵里佳、佐藤昌弘

応募方法:(1)楽譜 (2)作品名・作曲年・演奏時間 (3)応募者氏名・連絡先 (4)協会会員/一般/学生の区分をメールで提出、または郵送。

応募料:無料。作品が選ばれた場合、以下の出品料が必要になります(演奏料含む。出品料相当のチケットをさしあげます)。

【日本現代音楽協会会員】
演奏時間3~5分:独奏4万円/二重奏6万円
演奏時間6~8分:独奏5万円/二重奏7万円

【一般】
演奏時間3~5分:独奏6万円/二重奏8万円
演奏時間6~8分:独奏7万円/二重奏9万円

【学生】
演奏時間3~5分:独奏2万円/二重奏4万円
演奏時間6~8分:独奏3万円/二重奏5万円

応募・問合せ先
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
〒141-0031東京都品川区西五反田7-19-6-2F
電話:03-6417-0393  FAX:03-6417-0394
メール:80th@jscm.net

 

●岩瀬龍太クラリネットリサイタル 公演情報
2024年3月4日(月)
会場:ベヒシュタイン・セントラム東京

左手のピアニスト智内威雄レクチャー「左手のピアノ曲を書く」6月12日大阪で開催

日本現代音楽協会関西企画第10弾
左手のピアニスト智内威雄レクチャー「左手のピアノ曲を書く」

2023年612日(月)18:30〜
アマービレホール(阪急京都線総持寺駅駅前)
茨木市中総持寺10−4-1階

日本現代音楽協会は2024年3月に大阪府箕面市で左手のピアノ曲全曲初演による演奏会を開催します。左手のピアノ曲の新作を募集するにあたり、作曲家に向けての左手のピアノの技術や特徴などのレクチャーを事前に開催します。第10回のテーマは「左手のピアノ音楽」です。箕面市を拠点とする左手のピアニスト、智内威雄さんとの共同企画で開催します。

開催動画を無料公開!

入場料・資料代500円
※6月8日(木)までに下記までお申し込みください

●主催・お問い合わせ・お申し込み
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
e-mail:80th@jscm.net
電話:03-6417-0393

●共催:一般社団法人ワンハンドピアノミュージック

智内威雄(ちないたけお)埼玉県蕨市生まれ、大阪府箕面市在住。東京音楽大学、ハノーファー音楽大学卒業。グリーグ国際コンクール、マルサラ国際コンクールに入賞受賞するが、右手に局所性ジストニアを発症。03年に左手のピアノ音楽と出会い「左手のピアニスト」として活動開始。芸術振興事業とともに教育福祉事業を手がけ、07年関西テレビ、13年NHKがドキュメンタリー番組放送。18年世界初となる左手のピアノ国際コンクール主催。現在、東京音楽大学講師、一般社団法人ワンハンドピアノミュージック代表理事、「左手のアーカイブ」プロジェクト代表。

 

▼作品募集要項

作品募集内容:左手のためのピアノ独奏曲。内部奏法、プリペアドピアノ、エレクトロニクス使用は不可。

演奏時間:6分以内

出品料:作品が選ばれた場合、以下の出品料が必要になります。
▶︎日本現代音楽協会会員=4万円
▶︎会員外一般=6万円

募集曲数:2曲程度

募集締切:2023年10月10日(火)18時必着

審査員:智内威雄

応募料:無料

応募方法楽譜と以下(1)〜(3)をe-mail送信または郵送
(1)作品名、作曲年、演奏時間
(2)応募者氏名、連絡先(e-mailアドレス、電話番号他)
(3)協会会員/一般の区分

応募先e-mail:80th@jscm.net
応募の際の件名は「左手のピアノ曲応募」としてください

郵送・問合せ先
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
〒141-0031東京都品川区西五反田7-19-6-2F
電話:03-6417-0393
FAX:03-6417-0394

▼公演情報 開催日
2024年3月21日(木)
会場:箕面市立メイプルホール 大ホール
制作:近藤浩平(日本現代音楽協会会員)

〈現音 Music of Our Time 2023〉「ペガサス・コンサートVol.V」選考結果について

 日本現代音楽協会は、現代音楽の上演に積極的な演奏家を支援すべく、音楽祭〈現音 Music of Our Time 2023〉の中で「ペガサス・コンサート・シリーズ」と銘打った、演奏家自身が企画・出演するリサイタルを2公演、募集致しました(締め切り2023年2月28日)。
 2023年3月29日、佐藤昌弘、露木正登、山本裕之、渡辺俊哉各理事が選考を行いました(オブザーバー:近藤譲理事長)。厳正なる選考の結果、以下の2企画を選出し、音楽祭において開催することとなりました(なお、下記プログラムでの作曲者名と曲名については、応募者による表記をそのまま用いています)。
 選考にあたっては、1)原則的に1945年以降に作曲された作品であること、2)3分の1以上が日本人作品であること、3)世界初演または日本初演を含むこと、という募集条件に加え、優れた演奏技能と演奏表現力を有しており、かつ、企画のコンセプトとプログラミングの創造性、独自性の豊かさ、そして、一夜の演奏会としてのまとまりを十分に備えていることを選考基準としました。
 なお、日本現代音楽協会は「ペガサス・コンサート・シリーズ」を来年度以降も〈現音 Music of Our Time〉音楽祭の中で継続開催する予定です。

 

〈現音 Music of Our Time 2023〉2023年11月30日~2024年1月7日

ペガサス・コンサート・シリーズ Vol. V 全2公演

(1) Shogirls「Sho time to say goodbye」 
2023年12月7日(木)19時開演予定|東京オペラシティ リサイタルホール
【出演】Shogirls(笙:三浦礼美・中村華子)
【特別出演】宮田まゆみ(笙)
▼演目
盤渉調 調子(雅楽古典曲)2笙, 竽
森田泰之進/ReincarnatiOn Ring 音/輪 2020(2020)2笙, iPod, Recorded sound
Jean-Patrick Besingrand/…sans feuilles à disperser(2021)笙
木下正道/graduale V 〜田島和枝さんの思い出に〜(2022)笙
藤井喬梓/Sho-Time(1992)笙, 竽
伊左治直/アサギマダラと神の少女(2018)3笙
山根明季子/Showgirls(仮題)(2023/委嘱初演)2笙
高橋久美子/syzygy~二管の笙と竽のための~(2022委嘱初演)2笙, 竽作

(2) みのりて「溶ける息/消える境」
2023年12月8日(金)19時開演予定|東京オペラシティ リサイタルホール
【出演】みのりて(メゾ・ソプラノ:小阪亜矢子、チェロ:北嶋愛季、フルート:今井貴子)
▼演目
ヘルムート・ラッヘンマン/temA(1968)Ms, fl, vc
エリック・タンギー/Le jardin des délice《快楽の園》(1996)Ms, fl, vc
ピエール・ブーレーズ/《ル・マルトー・サン・メートル(主なき槌)》より〈怒る職人〉(1952)Ms, fl
坂田直樹/新作(2023委嘱初演)Ms, fl, vc
河崎純/訳詩による歌曲(仮題)(2023改訂版初演)
・明るい石たちが(詩:ツェラン)(2015)
・慈善病院の白い病室で(詩:ブレヒト)(2016)
・白く軽やかに(詩:ツェラン)(2014)
小田侑/Shade in Sustainsion for cello solo(2020)
岸野末利加/Monochromer garten VIII for Alto flute solo(2016)

現音 Music of Our Time 2023 日程(全6公演)
[1]フォーラム・コンサート第1夜|2023年11月30日(木)
[2]フォーラム・コンサート第2夜|2023年12月1日(金)
[3]ペガサス・コンサート(1) shogirls|2023年12月7日(木)
[4]ペガサス・コンサート(2) みのりて|2023年12月8日(金)
[5]第40回現音作曲新人賞本選会|2023年12月21日(木)
[6]ISCM世界音楽の日々100周年記念コンサート|2024年1月7日(日)
【会場】東京オペラシティ リサイタルホール

※上記企画内容は2023年4月現在のものであり、変更となる場合があります。