現音作曲家レクチャーシリーズ 第3回
鈴木純明~音楽の伝統と現在——私の創作について~
2024年9月28日(土)15:00〜
洗足学園音楽大学アンサンブルシティ棟C401教室(東急田園都市線「溝の口」JR南武線「武蔵溝ノ口」徒歩9分)
〒213-8580神奈川県川崎市高津区久本2-3-1
入場無料(資料準備の都合上、出来るだけご予約をお願いします)
「現音作曲家レクチャーシリーズ」は、作曲を学んでいる音大生、現代曲の演奏に積極的に取り組んでいる音大生、若い世代の作曲家ならびに演奏家に向けて、日本現代音楽協会の作曲家が、自作を題材とした音楽語法や創作の姿勢等について語るレクチャーです。第3回となる今回の登壇は鈴木純明会員。マショーの《聖母のミサ曲》(1364)からアダムズの《和声学》(1985)まで、鈴木氏が考える音楽の伝統と現在と、2012年から2022年までの自作を中心に、これまでの自身の創作について解説していきます。近年、実践してきた引用や借用なども含めて、鈴木氏が関心を寄せている音色や響き、音楽の時間構造などについても言及します。
●講師:鈴木純明(作曲家/日本現代音楽協会理事)
【取り上げる予定の作品】
《明るい方へ》フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための(2012)
《ラ・ロマネスカⅡ:ペトルッチの遍歴》オーケストラのための(2013)
《ヴォルフィエド》アルトサクソフォン、ホルン、打楽器、弦楽五重奏のための(2015)
《ゲヴュルツヴォルフィー?!》弦楽四重奏のための(2015)
《リューベックのためのインヴェンションⅢ〈夏〉》オーケストラのための(2018)
《ミサ・ブレヴィス》8声のための(2021〜2022)
●主催・お問い合わせ・お申し込み
特定非営利活動法人日本現代音楽協会
e-mail:80th@jscm.net
電話:03-6417-0393
●協力:洗足学園音楽大学 作曲コース
鈴木純明(すずき・じゅんめい)1970年東京都生まれ。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院作曲科で学ぶ。IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)作曲・コンピュータ音楽課程(Cursus)修了。文化庁派遣芸術家在外研修員(1999〜2001年)。ガウデアムス国際音楽週間入選、第24回芥川作曲賞受賞。2021年、現代日本の作曲家シリーズ第56集『鈴木純明 ラ・ロマネスカ』(『レコード芸術』特選盤)がフォンテックからリリースされる。現在、東京藝術大学教授、桐朋学園大学非常勤講師。