トーク&コンサート「リゲティ“エチュード”それはピアニストへの挑戦状?贈り物?」東京音楽大学で無料開催!

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トーク&コンサート
リゲティ“エチュード”それはピアニストへの挑戦状?贈り物?

2016年1013日(木)17:30開場 18:00開演|東京音楽大学Jスタジオ


入場無料!

日本現代音楽協会は、来る12月11日(日)上野学園石橋メモリアルホールにて特別企画「ジェルジ・リゲティ没後10年によせて」を開催致しますが、その関連イベントの一つとして、東京音楽大学の協力のもと、このトーク&コンサートを開催致します。リゲティの晩年の代表作で3巻よりなる「ピアノのための練習曲集」は、現代曲の中でも近年すっかりポピュラーなレパートリーとなったものの一つであり、その「練習曲」としての体裁と高い演奏効果により、コンサートはもとより音楽大学の試験やコンクールの課題曲としても広く活用されつつあります。この作品を、作曲家の北爪道夫が解説し、ピアニストの菊地裕介が志願した東京音楽大学学生3名とともに全18曲の練習曲うち5曲と関連曲を弾き、作品の魅力に迫ります。

 

▼2台のピアノのための3つの小品(1976)より
《3. 穏かに流れるような動きで》
杉田雄大・菊地裕介(ピアノ)

▼練習曲集 第1巻(1985)より
第1番《無秩序》第4番《ファンファーレ》
杉田雄大(ピアノ)

▼練習曲集 第2巻(1988-1994)より
第8番《金属》
桜井碧水(ピアノ)
第10番《魔法使いの弟子》
槙和馬(ピアノ)

▼練習曲集 第1巻より
第6番《ワルシャワの秋》
菊地裕介(ピアノ)

 

解説:北爪道夫(作曲家、東京音楽大学客員教授、日本現代音楽協会会員)

演奏・解説:菊地裕介(ピアニスト、東京音楽大学専任講師)

演奏:杉田雄大(東京音楽大学3年) 桜井碧水(東京音楽大学3年) 槙 和馬(東京音楽大学1年)

司会:佐藤昌弘(作曲家、洗足学園音楽大学教授、日本現代音楽協会事務局長)

 

■主催・お問合せ:日本現代音楽協会 電話:03-3446-3506
■協力:東京音楽大学

卑弥呼とホームズのヴァイオリン事件簿〜第4回「ついに会えたね!ホームズ」原田真帆

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こんにちは、ヴァイオリン弾きの原田真帆です。
『卑弥呼とホームズのヴァイオリン事件簿』第4回です。

 

ついに会えたね! ホームズ

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というわけでロンドンにやってきました。
まだ住み始めたばかりですが、少しずつ慣れてきました。名物・赤い2階建てバスに乗って通学しております。
暮らしてみると、これまで抱いてきたイメージが変わることも多々あり、日々発見や驚きに囲われているところです。
そこで今回のコラムでは、住んで1か月のフレッシュ留学生の目から見える、ロンドンの街の様子を記してみたいと思います。

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現代音楽演奏コンクール“競楽”優勝者による座談会

9月2日3日“こんせ~る しぇ~ぬ”第3弾「北陸の演奏家×現代音楽作曲家五人衆」金沢と魚津で開催

北陸の演奏家×現代音楽作曲家五人衆
『日本海 音の交遊録』〜新たな触発のはじまり〜

 

日本現代音楽協会会員の作曲家と、北陸ゆかりの演奏家が邂逅。生まれたての音符たちが、いま日本海に響く。日本現代音楽協会共催企画“こんせ~る しぇ~ぬ”の第3弾。

 

金沢(石川)公演

2016年92日(金)19時開演
石川県立音楽堂交流ホール(石川県金沢市)

入場料:3,000円(前売り2,500円)
主催:JSCM北陸プロジェクトチーム
共催:日本現代音楽協会(こんせ〜るしぇ〜ぬ)
後援:北國新聞社
協力:アトリエ・みゅーず
問い合わせ先:フライヤー画像をご覧ください

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魚津(富山)公演

2016年93日(土)15時開演
学びの森交流館 桜ホール(富山県魚津市)

入場料:500円(定員100名、要予約)
主催:魚津市教育委員会
後援:日本現代音楽協会(こんせ〜るしぇ〜ぬ)、新川学びの森天神山交流館
協力:【おんがく広場@Senzoku うおづ】
問い合わせ先:0765-31-7001(学びの森)

魚津公演表

 

【演奏曲】(曲順未定)
松尾 祐孝
《ディストラクション第11番〜テューバとピアノの為に》[2014] DISTRACTION XI for Tuba and Piano
《歌曲「じゃあね」》(詩:谷川俊太郎)[1983] “Jaane” (poem : Shuntaro Tanikawa)

森田 泰之進
《幾何学形の風景》[1996/2016] Geometric Landscapes
《きりや〜れんず〜》[2016] “Kirya-Lenzu” – ReincarnatiOn Ring IIIb

小川 類
《ICE》 for Piano [2016] 《Bard VII》for Soprano & Sax [2016]

中川 俊郎
《植物(学)のティータイムスペース、ギター、テューバ、ピアノのために》[2016] Botanical Teatime Space for Guitar, Tuba & Piano
《「三つの独白」ソプラノ独唱のために》[2016] Three Soliloquies for Soprano solo

橋本 信
《Star Wave》[2016] 《犀川》(詩:室生犀星)[2016] Saigawa River (Poem: Sansei Murou)

 

【演奏者】
田島茂代 (sop.), 寺西伶皇弥 (gt.), 川崎惇 (fl.), 小川卓朗 (sax.), 高島章悟 (tu.), 塚田尚吾 (pf.), 澤田加能子 (pf.),徳力清香 (pf.), 中川俊郎 (pf.)

【ナビゲーター】
大野由加

卑弥呼とホームズのヴァイオリン事件簿〜第3回「ヴァイオリン弾き、整理魔を目指す」原田真帆

maholmesこんにちは、ヴァイオリン弾きの原田真帆です。
『卑弥呼とホームズのヴァイオリン事件簿』第3回です。

そんなわけで、前回まではわたしとホームズの関わりについてつづりました。トップの画像のうさぎさんとねこさんも、すっかりホームズとワトスンに扮していますね。

このうさぎは、わたしのオリジナルキャラクターで、その名を「うさギ」といいます。わたしの分身のようなもので、時に彼らの世界、つまり紙の上で、わたしに代わって飛行機を操縦したり、一輪車に乗ったり、様々なことに挑戦しています。このうさギ、ホームズの格好をすると「マホームズ」と呼ばれています。これはこのコラムの編集さんがつけたあだ名で、わたくしの名前「まほ」を文字っているわけです。

お隣のねこさんは「八われねコ」。顔の模様がこのようになっている猫を「八われ(はちわれ)」というのです。せっかくホームズがいるので、ワトスンも必要ですね。そこで編集のTさんのお名前の一部をお借りして、こちらのねコさんには「ワトモスン」になってもらいました。

マホームズとワトモスン、二人三脚で「事件」を解決していきますので、どうぞ末永くかわいがっていただけたら嬉しいです。

 

さて前置きが長くなりましたが、本日の事件(テーマ)は「引っ越し」
今わたしは人生2度目の引っ越しに直面しています。ただし、現在の住居をまるきり空っぽにしなくて良いこと、むしろ荷物を最小限にして出かけることから、引っ越し準備としてはかなり気楽な方かもしれません。

行き先が海外なのを除けば、ですけれど!

引っ越しの前に、真剣に整理整頓したのです。そのひとつが楽譜たち。とりあえず最低限のメンバーのみ持って行き、必要に応じては家族に送ってもらうことも考えて、伝わる分類が必要でした。

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