▼本選演奏曲
北爪 道夫/サイド・バイ・サイド(1989)
Casey CARGELOSI/Tap Oratory(2015)
今回は《サイドバイサイド》と《Tap Oratory》という2曲を演奏させていただきます。
《サイドバイサイド》は音符の長さの違いを楽しむ曲です。もともと《打楽器とオーケストラのためのサイド・バイ・サイド 》という曲があり、そこからソロパーカッションの部分を抜き出したもので、使う楽器や反復回数などが細かく指定されておらず、そう行った意味でなかなか自由度の高い曲です。
《Tap Oratory》という曲は予め用意された電子音楽と小太鼓のための曲で、私史上初めてとなる機械との共演です! こちらの曲はどこを叩くか、どこで回すか、どこで取るかなど細かな指示がたくさんあり、小太鼓1台だけでも色々なことができるんだと、楽器の持つ可能性を再確認することの出来た曲でありました。
一方はお硬く、もう一方はチャラいです。楽しんでいただけたらと思います。
◎プロフィール
愛媛県出身。東京芸術大学卒。現在東京芸術大学修士2年。東京芸術大学卒業時に同声会賞受賞。その年の同声会新人演奏会に出演。Italy percussion competitionスネアドラム部門第2位。林英哲風雲の会としてヨーロッパツアーに参加。祝祭大劇場や楽友協会、またベルリンフィルハーモニーなど、12ヶ所でソリストとして和太鼓を演奏する。これまでに、中山航介、杉山智恵子、藤本隆文、安江佐和子、宮崎泰二郎、林英哲の各氏に師事。
▼予選演奏曲
Casey CANGELOSI/Meditation no.1(2011)