こんにちは! ヴァイオリン弾きの卑弥呼こと原田真帆です。季節はグリーティングシーズン。わたしは昨年の冬はいられるだけ日本で過ごしたので、今年はロンドンのクリスマスを体感してみました。
今日はわたしのインターネットの運用に関する持論について、綴ってみたいと思います。
12月 29 2017
12月 06 2017
12月 04 2017
第34回現音作曲新人賞受賞:丹羽菜月
この度、第34回現音作曲新人賞を受賞させていただきました丹羽菜月と申します。オペラシティで拙作が初演され、このような賞を頂けたことを大変嬉しく光栄に思います。
今回私は、フルートの多久潤一朗さん、チェロの豊田庄吾さん、ピアノの安田結衣子さんという素晴らしい演奏家の皆様に恵まれたことが、何より幸運だったなと思います。脈絡も起承転結もない私の作品を、入念なリハーサルによって本当に絶妙なバランスに仕上げていただきました。更に本番での何かの力が働いたかのような神がかった演奏は、いま思い出しても不思議な体験です。音が消えた瞬間、ただ単純に演奏そのものにこみ上げるものがあり、思わず涙ぐみながら舞台に上がっていました。
去年からの留学で自分に致命的に欠けている部分がより浮き彫りになり、この一年は試行錯誤を繰り返していました。ただそんな中で、今回の作品は、苦手の中にこそ好きのヒントが隠れてるんじゃないかと、逆に自分の足りない部分を誇張し、剥き出しにするように書いたので、今までと少し見方を変えられたという点では、良かったのではないかなと思います。だからこそ、今回改めて感じた改善点は多々ありましたが、それはまた次作の契機になると感じています。
審査員の南聡先生、斉木由美先生、久留智之先生とは本選後、作品はもちろんのこと様々なことをお話しさせていただく機会を頂きました。とにかくこれからも、ごまかさず丁寧に、自分の音を探すのみだなと気が引き締まりました。
結果は、これを出発点にこの先どう変わっていくか!という先生方からのエールと受け止め、誠実に、良くも悪くも今まで通りマイペースに、頑張ります。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。
▼第34回現音作曲新人賞審査結果はこちら。
11月 21 2017
日本現代音楽協会(会長:福士則夫)は、2017年11月17日(金)18:30より、東京オペラシティリサイタルホールに於いて〈現音・秋の音楽展2017〉「第34回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:南聡、審査員:斉木由美、久留智之)を開催し、譜面審査会において入選した5作品の演奏審査を行いました。
厳正な審査の結果、丹羽菜月(にわ・なつき/1991年生まれ)さんの《満たしの“ ”、繋ぎの“ ”》が2017年度「第34回現音作曲新人賞」に選ばれました。
演奏、審査に続いて表彰式が行なわれ、福士則夫日本現代音楽協会会長より、賞状と賞金15万円が授与されました。
また聴衆賞には久保哲朗さんの《Relativity by M.C.Escher》が選ばれました。
なお、来年度の「第35回現音作曲新人賞」は、鈴木純明日本現代音楽協会会員が審査員長を務め、募集要項は後日当協会ウェブサイトで発表します。
※応募総数22作。一次審査:2017年8月26日(金)13時〜
第34回現音作曲新人賞本選会結果
2017年11月17日[金]18:30開演 東京オペラシティリサイタルホール
■第34回現音作曲新人賞
賞状、賞金15万円、現音入会資格の認定
丹羽菜月(Natsuki NIWA)
《満たしの“ ”、繋ぎの“ ”》
演奏:多久潤一朗(フルート) 豊田庄吾(チェロ) 安田結衣子(ピアノ)
■入選(表彰状)
青島佳祐(Keisuke AOSHIMA)
《弦楽三重奏の為に》
キム・ヨハン(Yohan KIM)
《Unbeknownst – to》
久保哲朗(Tetsuo KUBO)
《Relativity by M.C.Escher》
萩原晴子(Haruko HAGIWARA)
《Liquid》
■聴衆賞(賞状)
久保哲朗(Tetsuo KUBO)
《Relativity by M.C.Escher》
※入選者は本選演奏順に記載してあります。全作新作初演。