第14回現代音楽演奏コンクール“競楽XIV”の審査委員は、諸般の事情により、下記のように一部変更になりました。
●審査委員
北爪道夫(作曲家・日本現代音楽協会理事/審査委員長)
猿谷紀郎(作曲家)
柴田 解(NHK音楽・伝統芸能番組チーフ・プロデューサー)
中川俊郎(作曲家・ピアニスト・日本現代音楽協会理事)
吉原すみれ(打楽器奏者)
※50音順
競楽XIVの詳細はこちらをご確認ください。
9月 18 2020
第14回現代音楽演奏コンクール“競楽XIV”の審査委員は、諸般の事情により、下記のように一部変更になりました。
●審査委員
北爪道夫(作曲家・日本現代音楽協会理事/審査委員長)
猿谷紀郎(作曲家)
柴田 解(NHK音楽・伝統芸能番組チーフ・プロデューサー)
中川俊郎(作曲家・ピアニスト・日本現代音楽協会理事)
吉原すみれ(打楽器奏者)
※50音順
競楽XIVの詳細はこちらをご確認ください。
6月 23 2020
演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
大石将紀サクソフォーンリサイタル
+ Live Streaming & Archive Viewing
2020年10月2日(金)18:30開場 19:00開演
Tokyo Concerts Lab.(東西線「早稲田駅」2番出口下車6分)
制作:佐藤昌弘
▼全曲新作初演
梅本由紀/行先のわからぬまま放たれる光のように(ソプラノ)
板津昇龍/Prayer for Sichuan(アルト)
大平泰志/shambhavi(アルト)
ロクリアン正岡/メロディーは円運動がお好き(テナー)
遠藤雅夫/フリージング ワンノート サンバ(アルト)
三宅康弘/ドリップコーヒー(テナー)
赤石直哉/Fake Echoes(バリトン)
佐藤昌弘/Entr’acte(ソプラノ)
●インターネット配信実施
ネット視聴チケット(¥1,000)をご購入の上こちらで視聴申込みを行って頂くと、リサイタル翌日から10日間、公演の録画映像をご視聴頂けます。10月1日(木)までに視聴申込みを完了した方は生配信でもご覧になれます。なお、視聴者の受信環境や、配信システムのトラブルにより、映像や音声の乱れ、公演の一時中断、途中終了の可能性があります。予めご了承ください。
Ticket Information
ネット視聴チケット
1,000円 ⇒ ネットで購入
座席チケット 全自由席 ※未就学児入場不可
一般2,500円 ⇒ ネットで購入(9月28日10:00〜発売開始予定)
学生1,000円 ⇒ ネットで購入(9月28日10:00〜発売開始予定)
クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、銀行振込、Pay-easyで購入可
電話で購入 ⇒ 03-6417-0393(日本現代音楽協会/月-金 10:00-17:00)
▼感染症予防対策ご協力のお願い
・発熱、咳等の症状がある場合は来場をお控えください。
・混雑を避けるため入退場時にお待ちいただく場合があります。
・入場時、ご来場者の個人情報をご記入頂きますので予めご了承ください。会場へ提供 致します。
・入場時検温を行います。37.5℃以上の発熱等の症状がある場合は入場をお断りさせ て頂きます。
・会場内ではマスクの着用をお願いします。
・入場後感染が疑われるような症状等が見受けられる場合、必要に応じてご退席頂く
主催:特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
後援:一般社団法人日本音楽作家団体協議会、一般社団法人日本作曲家協議会
協力:洗足学園音楽大学
大石将紀(おおいし・まさのり)東京藝術大学、同大学院修了後文化庁派遣芸術家海外研修員として渡仏しパリ国立高等音楽院入学。2008年帰国、東京オペラシティ財団「B→C」出演。現代音楽、クラシックを中心にコンサート活動、ラジオ、テレビ出演、TVCM録音、地域創造の支援アーティストとして全国でコンサートやアウトリーチを展開するなど幅広く活動中。2014年「東京現音計画」で第13回サントリー芸術財団佐治敬三賞受賞。現在東京藝術大学、洗足学園音楽大学、大阪音楽大学各講師。www.m-oishi.com
5月 26 2020
「アンサンブル・ルシェルシュ×日本現代音楽協会共同プロジェクト」のYouTube動画『Spotted: Japan』を公開しました。
このプロジェクトは、若手作曲家を募集し、選ばれた作曲家とルシェルシュのメンバーが共に新しい作品を作り上げるという趣旨で、若手作曲家の選考は日本現代音楽協会が行いました。
前編は、向井航さん、日本現代音楽協会の伊藤彰ユース正会員の新作に加えて、細川俊夫さんのトリオ作品、後編は、前川泉さんの新作と、日本現代音楽協会の近藤譲・福井とも子両会員の作品が上演されました。
4月 06 2020
2018年5月5日付で日本現代音楽協会が日本音楽コンクール委員会に対し「日本音楽コンクール作曲部門の審査会に係る変更についての要望と質問」を送付しましたが、同年10月30日に日本音楽コンクール事務局より届いた文書は十分な回答を得たと言い難いものでした。以降、日本現代音楽協会は数度にわたり回答依頼ならびに抗議文を送付しましたが、未だ運営の責任主体であるコンクール委員会から質問に対する十分な回答はいただけておりません(下記回答書参照)。
私どもは現代芸術音楽の作曲家としてこの事態を大変遺憾に感じ、この度、同じ作曲家団体である日本作曲家協議会と協力し、両団体共同で、日本音楽コンクール委員会に改めて抗議の文書を送付いたしました。
2020年3月28日
日本音楽コンクール委員会 御中
特定非営利活動法人
日本現代音楽協会
理事長 近藤 讓
一般社団法人
日本作曲家協議会
会長 菅野 由弘
抗議文
2018年度からの貴コンクールにおける作曲部門の諸変更に関して、日本現代音楽協会は、同年5月5日付の貴委員会宛ての「質問と要望」以来、これまで再三にわたって、その理由についての説明を求めてきました。
貴コンクール作曲部門の審査・選出方法のこの変更は、実質的に、作曲部門の縮小を意味しています。そのことは、本選演奏会の取り止め、そして、審査委員の人数の大幅削減からも明らかです。しかもそうした縮小は、コンクールの他の部門においては行われず、作曲部門だけを対象としたものでした。そうした変更の理由を問う日本現代音楽協会からの質問に対して、これまでのご回答では、貴コンクールが「音楽文化の向上に寄与することを目的として」いることをコンクール規約から引用したうえで、「今回の作曲部門の審査・選出方法の変更もこの趣旨に沿うものであり、詳細についてはご指摘の毎日新聞紙面 [2018年3月6日毎日新聞東京版夕刊掲載の梅津時比古氏による署名記事]でお伝えしたことがすべてです」とあるだけです。そもそも日本現代音楽協会からの「質問と要望」は、作曲部門の審査・選出方法の変更(特に、本選における演奏審査の廃止)が、コンクールの教育的意義を大きく損なうものであり、それが、貴コンクールが目的として謳う「音楽文化の向上」をむしろ妨げることになることを指摘して、善処を求めたものです。
更に、梅津時比古氏が紙上で示した変更の理由のうち、「経費の削減」以外の二理由――即ち、「本選の演奏において、譜面通りに演奏されないことが起こり得る」、そして、「譜面審査の点数と、演奏を聴いての点数に開きが出る場合がある」――について、それらが非論理的で到底納得できるものでないことを指摘した上で、第三の理由である「経費の削減」が作曲部門だけに課せられた理由についての説明を求めました。しかし、それらのいずれについても、貴コンクールは、きちんとした回答を避け続け、昨年7月20日付で差し上げた「再度、再回答のお願い」に対しても頑なに沈黙を守ったままでおいでです。
もし貴コンクールが、公に示し得る論理的な理由もなしにそうした変更を実施したのだとすれば、それは、単に「音楽文化の向上に寄与する」という貴コンクールの目的を裏切るものであるばかりか、作曲部門の軽視、ひいては、作曲というものに対する差別であると言わざるを得ません。日本現代音楽協会と日本作曲家協議会は、作曲家によって組織された団体として、作曲に対するそのような軽視と差別を看過することは到底できません。両団体に所属するすべての作曲家の総意をもって、貴コンクール委員会に対してここに強く抗議します。
3月 16 2020
第36回現音作曲新人賞受賞:柴山真太朗
この度は、第36回現音作曲新人賞を受賞させていただき、大変嬉しく光栄に思っています。また、このような機会で様々な方の作品と合わせて演奏して頂いたのも大変貴重な体験となりました。
演奏もとても素晴らしく、リハーサルで真摯に取り組んでくださった指揮の石川星太郎さん、素晴らしい演奏をして頂いた松岡麻衣子さん、甲斐史子さん、般若佳子さん、山澤慧さんにこの場をお借りして改めてお礼申し上げたいと思います。
今回の作品の創作は、テーマである「新しさとは何か」という問いかけへの答えを自分なりに編み出すことから始まりました。その上で、自分が関心を持っている視点を十分に発揮して音楽を作り出すことができ、それが結果として満足のいく物になったと自負していました。
受賞作《Turning Tuning》は、運指とポジションで音を指定し、音符を使わないTAB譜によって書かれた曲です。「新しさとは何か」という問いに全力で応えるために、自分のチェリストとしての知見を最大限に活かした曲にしようと考えた結果です。弦楽器が曲中にどんどんチューニングを変える、というアイデアもかねてから実現したいと思っていて、今回の曲のコンセプトに合致したので使用しました。今作を構成する6つのセクションは「回す、巻く」という行為に結びついたテーマを持っています(ゼンマイ式おもちゃ、ガスコンロ、など)。作曲の際に意識したのは、それらのアイデアが次々に移り変わり、まさに映写機を回すことによって物語を投影するかのごとく、どんどん違う世界に連れて行ってくれるような音楽でした。後に皆様に感想を頂いた中で、様々な方にその思いがうまく伝わっていたと感じられたのが何よりでした。
自分としては、今回のコンサートが学校などの外で演奏して頂ける初めての機会だったので、とても新鮮な気持ちでいっぱいでした。これからもこの貴重な体験を胸に、より邁進し、皆様に面白い音楽を届けられたらと思っています。
ありがとうございました。
▼第36回現音作曲新人賞審査結果はこちら。