10月前半にポーランド・ヴロツワフで開催された、ISCM World Music Days 2014 に参加しに行ってきました。
ドイツ・フランクフルトを経て、ポーランド・ヴロツワフの老舗のモノポルホテルに到着しました。
このホテルは、昔の領主の館風でアンティーク調の趣があり、また、ピカソ、ショーロホフ、マレーネ・ディートリッヒなどなど幾多の著名人も宿泊したホテルだそう。10メートルぐらいあるオバケが出てきそうなロングカーテンに、ちょっとびっくりしました。 ここを拠点に音楽祭関係者が一堂に会する事になりました。
僕のピアノデュオ作品はルトスワフスキピアノデュオにより、ヴロツワフ音楽院ホールで世界初演されました。エミリア・シータースさん、バルトロミー・ヴァシックさんによる見事な演奏でした。
音楽祭開催期間中の合間を縫って、アウシュビッツ・ビルケナウに行ってきました。美しい空や自然と共に、人類史の不条理さについていろいろ考えさせられました。
この地方出身の作曲家・ヴァイオリニストで、「ポーランドのパガニーニ」との異名を取るリピンスキーの事も知りました。
また、ヴロツワフ大学構内にある「黄金のホール」の1つ、レオポルディウムのコンサートにも行きました。大変美しいホールに感動しました。
僕のコンサートに来ていただいた地元のメディアアーティスト・作曲家のアンドレ・デューラーさんが、食事をご馳走してくれたりヴロツワフ案内をしてくださったりして、とてもお世話になりました。
ポーランド料理やお酒もも各種いろいろいただきました。アイスクリームがモチモチした食感でとても美味しかったのも印象に残っています。
音楽祭開催期間中はとても忙しく少しのコンサートにしか行けませんでしたが、ジュリアン・アンダーソン、ジャスト・ジャヌリテ、イェスパー・ノルディン、ダリウス・プシビルスキ、各氏の作品が興味深く、その他にもとても水準の高い作品が多くありました。日本人作曲家の徳永崇さん、蒲池愛さん、朴守賢さん、福井とも子さん、木山光さん、みなさんとお話しやお食事をして交流できたのもよかったです。