日本現代音楽協会は2019年度に引き続き、現代音楽の上演に積極的な演奏家を支援すべく、音楽祭〈現音 Music of Our Time 2020〉の中で「ペガサス・コンサート・シリーズ」と銘打った、演奏家自身が企画・出演するリサイタルを2公演、募集致しました(締め切り2020年1月15日)。
2020年1月25日、協会事務所において、糀場富美子、佐藤昌弘、中川俊郎、松尾祐孝各理事が、オブザーバーの近藤譲理事長の立ち合いの下選考を行いました。厳正なる審査の結果、応募全18企画の中から以下の2企画を選出し、音楽祭において開催することとなりました(なお、下記プログラムでの作曲者名と曲名については、応募者による表記をそのまま用いています)。
審査にあたっては、1)原則的に1945年以降に作曲された作品であること、2)3分の1以上が日本人作品であること、3)世界初演または日本初演を含むこと、という募集条件に加え、優れた演奏技能と演奏表現力を有しており、かつ、企画のコンセプトとプログラミングの創造性、独自性の豊かさ、そして、一夜の演奏会としてのまとまりを十分に備えていることを審査基準としました。
後援:公益財団法人 サントリー芸術財団
早坂文雄/うぐひす
湯浅譲二/レインからの二篇
成本理香/TRACE VI
Giacinto Scelsi/Maknongan
稲森安太己/オクターヴに半音階(日本初演)
川島素晴/月に憑かれたエチュードII
Dieter Schnebel/Poem für 1 Springer
木下正道/石をつむII
John Cage/Aria
高橋悠治/母韻
鈴木治行/委嘱新曲(初演)
Dylan Lardelli/Orbits of influence
名倉明子/書屋の蝶(改訂初演)
大家百子/alii alia
Matej Bonin/Shimmer VI(日本初演)
福士則夫/円圏
伊藤彰/委嘱新作(初演)
■現音 Music of Our Time 2020 日程(全7公演)
[1]フォーラム・コンサート第1夜|2020年11月26日(木)
[2]フォーラム・コンサート第2夜|2020年11月27日(金)
[3]世界に開く窓~アンサンブル・ルシェルシュ来日公演|2020年12月3日(木)
[4]第37回現音作曲新人賞本選会|2020年12月4日(金)
[5]ペガサス・コンサート(1)松平敬(バリトン)|2020年12月7日(月)
[6]ペガサス・コンサート(2)本條秀慈郎(三味線)|2020年12月8日(火)
[7]第14回現代音楽演奏コンクール“競楽XIV”本選会|2020年12月13日(日)
【会場】東京オペラシティリサイタルホール/[7]けやきホール
※上記企画内容は2020年1月現在のものであり、変更となる場合があります。