第41回現音作曲新人賞に奥田也丸さん

前列左から、渡邊陸(入選)、杉浦瑛優(入選/聴衆賞)、奥田也丸(第41回現音作曲新人賞 及び 全音賞)、三宅悠加(入選)。後列左より、渡辺俊哉日本現代音楽協会事務局長、森垣桂一日本現代音楽協会副理事長、斉木由美審査員長、伊藤弘之審査員、山本裕之審査員。

特定非営利活動法人日本現代音楽協会(理事長:近藤譲)は、2024年12月19日(木)19:00より、東京オペラシティリサイタルホールに於いて〈現代 Music of Our Time 2024〉「第41回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:斉木由美、審査員:伊藤弘之、山本裕之)を開催し、譜面審査会において入選した4作品の演奏審査を行いました。
厳正な審査の結果、奥田也丸(おくだ・あるま/1999年生まれ)さんの《ラスコーリニコフ》が2024年度「第41回現音作曲新人賞」に選ばれました。また、今回より、新人賞受賞作品には全音楽譜出版社提供の「全音賞」が授与され、褒賞として、全音楽譜出版社より出版する権利が与えられます。既に、2023年に逝去された松平頼曉日本現代音楽協会名誉会員の遺贈による基金から、審査員が特段に優れていると判断した作品に授与する特別賞「松平頼曉作曲賞」(賞金10万円)を新設しましたが、今回は当該作品無しとなりました。
演奏、審査に続いて表彰式が行なわれ、森垣桂一副理事長より賞状と賞金15万円が授与されました。
また聴衆賞に杉浦瑛優(すぎうら・てるまさ)さんの《玉鬘〜語りと現代三曲のための〜》が選ばれました。
なお、2025年度の「第42回現音作曲新人賞」は、徳永崇日本現代音楽協会理事が審査員長を務め、募集テーマは「弦楽器および木管楽器を中心とした二重奏または三重奏」で作品を募集します。募集要項は2025年1月頃に発表します。

 

※応募総数33作。一次審査(譜面審査):2024年9月30日(月)

 

第41回現音作曲新人賞本選会結果
2024年12月19日[木]19:00開演 東京オペラシティリサイタルホール

■第41回現音作曲新人賞 及び 全音賞
賞状、賞金15万円
奥田也丸(おくだ・あるま)
《ラスコーリニコフ》
【演奏】松平敬(バリトン)佐藤まどか(ヴァイオリン) 及川夕美(ピアノ)

入選(表彰状)
三宅悠加(みやけ・ゆうか)《いろはうた》
杉浦瑛優(すぎうら・てるまさ)《玉鬘〜語りと現代三曲のための〜》
渡邊 陸(わたなべ・りく)《エファヴェセンス》

聴衆賞(賞状)
杉浦瑛優(すぎうら・てるまさ)
《玉鬘〜語りと現代三曲のための〜》
【演奏】工藤あかね(ソプラノ)木ノ脇道元(アルト・フルート)松本卓以(チェロ)木村麻耶(箏)

※入選者は本選演奏順に記載してあります。全作新作初演。