特定非営利活動法人日本現代音楽協会(理事長:近藤譲)は、2021年11月26日(金)19:00より、東京オペラシティリサイタルホールに於いて〈現代 Music of Our Time 2021〉「差異(ディスタンス)を越えて—第38回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:森田泰之進、審査員:新垣隆、福井とも子)を開催し、譜面審査会において入選した4作品の演奏審査を行いました。
厳正な審査の結果、田中弘基(たなか・ひろき/1999年生まれ)さんの《Différance for Flute and Violoncello》が2021年度「第38回現音作曲新人賞」に選ばれました。
演奏、審査に続いて表彰式が行なわれ、近藤譲理事長より賞状と賞金15万円が授与されました。
また聴衆賞には矢野耕我(やの・こうが)さんの《軋みの音像 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための》が選ばれました。
なお、2022年度の「第39回現音作曲新人賞」は、森垣桂一日本現代音楽協会理事が審査員長を務め、募集テーマは「弦楽アンサンブル」で、二重奏から四重奏の作品を募集します。募集要項は2022年2月頃に発表します。
※応募総数33作。一次審査(譜面審査):2021年9月30日(木)
第38回現音作曲新人賞本選会結果
2021年11月26日[金]19:00開演 東京オペラシティリサイタルホール
■第38回現音作曲新人賞
賞状、賞金15万円
田中弘基(たなか・ひろき)
《Différance for Flute and Violoncello》
演奏:木ノ脇道元(フルート)松本卓以(チェロ)
■入選(表彰状)
中村みちる(なかむら・みちる)《(Face)-to-(Face)II for Piano and Accordion》
小林直央(こばやし・なおひさ)《Symbol 3人の奏者による》
矢野耕我(やの・こうが)《軋みの音像 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための》
■聴衆賞(賞状)
矢野耕我(やの・こうが)
《軋みの音像 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための》
※入選者は本選演奏順に記載してあります。全作新作初演。