第34回現音作曲新人賞の譜面審査を行いました(テーマ:地域性と現代性のあらたな交差の可能性)。
全22作の応募の中から、南聡審査員長、斉木由美・久留智之審査員による厳正な審査の結果、新人賞候補作品(入選作)に下記の5作が選ばれました。
2017年11月17日(金)18:30開演、東京オペラシティリサイタルホールにて行われる〈現音・秋の音楽展2017〉「第34回現音作曲新人賞本選会」に於いて、演奏審査により新人賞受賞作を決定します。
■入選作(作曲者名五十音順に表記)
青島 佳祐(Keisuke AOSHIMA)
《弦楽三重奏の為に》vn, va, vc
1989年生まれ。東京藝術大学作曲科を卒業。作曲を有馬礼子、野平一郎に師事。第85回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽)にて入選。
キム ヨハン(Yohan KIM)
《Unbeknownst – to》b-cl, vn, va, vc
1989年韓国ソウル生まれ。22歳で渡日し、現在、国立音楽大学大学院音楽研究科作曲専攻1年在学中。作曲を近藤譲、川島素晴他に師事。
久保 哲朗(Tetsuo KUBO)
《エッシャーによる相対性》cl, pf, vn, vc
1992年生まれ。東京藝術大学大学院作曲専攻在学中。作曲を吉本隆行、西岡龍彦他に師事。第85回日本音楽コンクール作曲部門第2位。
丹羽 菜月(Natsuki NIWA)
《満たしの“ ”、繋ぎの“ ”》fl, vc, pf
1991年生まれ。愛知県立芸術大学作曲専攻を首席で卒業、桑原賞受賞。作曲を小井洋明、久留智之、Jean-Luc Herveの各氏に師事。
萩原 晴子(Haruko HAGIWARA)
《液体》fl, pf, va
1982年生まれ。桐朋学園大学音楽学部音楽学科研究科作曲理論専攻修了。作曲を夏田昌和、金子仁美の各氏に師事。