第32回現音作曲新人賞に川合清裕さん

前列左から、引地誠(聴衆賞)、見澤ゆかり(富樫賞・聴衆賞)、川合清裕(第32回現音作曲新人賞)、増田建太(入選)、後列左より、佐藤昌弘日本現代音楽協会事務局長、山本裕之審査員、金子仁美審査員長、鈴木純明審査員、富樫敏子さん。

前列左から、引地誠(入選・聴衆賞)、見澤ゆかり(富樫賞・聴衆賞)、川合清裕(第32回現音作曲新人賞)、増田建太(入選)、富樫敏子さん。後列左より、佐藤昌弘日本現代音楽協会事務局長、山本裕之審査員、金子仁美審査員長、鈴木純明審査員、福士則夫日本現代音楽協会会長。

審査結果の発表をする金子仁美審査員長

審査結果の発表をする金子仁美審査員長

日本現代音楽協会(会長:福士則夫)は、2015年11月12日(木)19:00より、渋谷区文化総合センター大和田6F伝承ホールに於いて〈現音・秋の音楽展2015〉「第32回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:金子仁美、審査員:鈴木純明、山本裕之)を開催し、譜面審査会において入選した4作品の演奏審査を行いました。
厳正な審査の結果、川合清裕(かわい・きよひろ/1991年生まれ)さんの《アンフォルムII〜弦楽四重奏のために〜》が2015年度「第32回現音作曲新人賞」に選ばれました。
演奏、審査に続いて表彰式が行なわれ、福士則夫日本現代音楽協会会長より、賞状と賞金15万円が授与されました。
「富樫賞」は見澤ゆかり(みさわ・ゆかり)さんの《ジャングル-ソナタ〜ワルトシュタインへのオマージュ〜》が選ばれました(賞金10万円)。
また聴衆賞には引地誠(ひきち・まこと)さんの《超流動-superfluidity-》と見澤ゆかりさんの作品が同票で選ばれました。
なお、来年度の「第33回現音作曲新人賞」は、山本裕之日本現代音楽協会会員が審査員長を務め、募集要項は後日当協会ウェブサイトで発表します。

 

「富樫賞」…審査員が今後に期待する新人に贈る審査員特別賞。2005年度、音楽評論家であり、日本現代音楽協会賛助会員でもあった故・富樫康さんの業績を讃え、ご遺族の篤志により日本現代音楽協会が設立しました。

 

※応募総数37作。一次審査:2015年9月15日(火)18時〜

 

川合清裕(左)福士則夫日本現代音楽協会会長

川合清裕(左)福士則夫日本現代音楽協会会長

第32回現音作曲新人賞本選会結果
2015年11月12日[木]19:00開演 渋谷区文化総合センター大和田6F伝承ホール

■第32回現音作曲新人賞
賞状、賞金15万円、現音入会資格の認定
川合 清裕(Kiyohiro KAWAI)
《アンフォルムII〜弦楽四重奏のために〜》
演奏:佐原敦子・小杉結(ヴァイオリン)阿部哲(ヴィオラ)豊田庄吾(チェロ)

■富樫賞(賞状、賞金10万円)
見澤 ゆかり(Yukari MISAWA)
《ジャングル-ソナタ〜ワルトシュタインへのオマージュ〜》
演奏:甲斐史子・松岡麻衣子(ヴァイオリン)般若佳子(ヴィオラ)宮坂拡志

■入選(表彰状)
引地 誠(Makoto HIKICHI)
《超流動 -superfluidity-》
増田 建太(Kenta MASUDA)
《史実の花》

■聴衆賞(賞状)
引地 誠(Makoto HIKICHI)
《超流動 -superfluidity-》
見澤 ゆかり(Yukari MISAWA)
《ジャングル-ソナタ〜ワルトシュタインへのオマージュ〜》

※入選者は本選演奏順に記載してあります。全作新作初演。