私は現在ドレスデンに留学しています。そして、そこで初めて完成させた作品がこの曲です。
ドレスデンはザクセン州の州都であり、ドイツのバロックを象徴する都市でもあります。ドイツの音大は作曲家の名前を冠しているのですが、ドレスデンはウェーバーの名前を冠しています。
ところで、これまで弦楽器を入れた編成や、弦楽器のみの編成の曲を書く機会は多く、トリオ、ヴァイオリンソロ、ヴィオラソロの作品を以前に書いた経験があります。弦楽器のみの編成として、初めての作品であるヴィオラソロ「素数」を除いた全ての作品において、ほぼ通常奏法がないことが多く、それについてはプログラムノートで書かせていただいたので、こちらでは割愛させていただきます。
以前、プログラムノートをわざわざ文字化けさせて掲載したことがありますが、今回はそのようなことはありませんので、おそらく曲についての解説はなされていると思われます。私の日本語が十部であれば。
〈現音・秋の音楽展2015〉
第32回現音作曲新人賞本選会
テーマ:弦楽四重奏
2015年11月12日(木)18:30開場/19:00開演|渋谷区文化総合センター大和田6F伝承ホール
▼プレトーク:テーマ「弦楽四重奏の新たな可能性」18:40〜 出演:福士 則夫・南 聡
▼第一部:入選作品演奏審査
(1) 引地 誠/超流動 -superfluidity-(作曲2015年初演)
(2) 見澤 ゆかり/ジャングル – ソナタ〜ワルトシュタインへのオマージュ〜(作曲2015年初演)
(3) 川合 清裕/アンフォルムII〜弦楽四重奏のために〜(作曲2015年初演)
(4) 増田 建太/史実の花(作曲2015年初演)
▼第二部:日本現代音楽協会会員作品上演
(5) 福士 則夫/CALLING for string quartet(作曲2013年)
(6) 南 聡/第2アリア…(細胞癒合化作用前の)(作曲2015年初演)
▼講評・結果発表・表彰式 20:45頃〜
演奏:
佐原 敦子・小杉 結(ヴァイオリン)阿部 哲(ヴィオラ)豊田 庄吾(チェロ)(1)(3)(6)
甲斐 史子・松岡 麻衣子(ヴァイオリン)般若 佳子(ヴィオラ)宮坂 拡志(チェロ)(2)(4)(5)
※就学前のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮下さい。演奏順は変更となる場合があります。
チケット:全自由席 一般2,000円 学生1,000円
主催・チケット・お問合せ:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
TEL: 03-3446-3506 E-Mail: aki2015(a)jscm.net
助成:一般社団法人日本音楽著作権協会
後援:一般社団法人日本作曲家協議会 一般社団法人日本音楽作家団体協議会