現音 音楽づくりワークショップ2014 vol.2
日本のうたをとりもどそう!
2014年9月6日[土]国立音楽大学
●講義 13:30〜14:00
誰もができる音楽づくり
講師:山本幸正
日本のうたをとりもどす—かつて日本人は、自分の気持ちを自由に歌って表現したり、掛け合いで歌ったりすることができたのです(小島美子)。中村明一さんが挑戦しようとしているのは、このような、かつて誰もができたであろう即興的な「うた」を、意思疎通や気持ちの通い合いを背景につくる試みです。音楽づくりを即興的な「うた」による根源的な形に戻すことは、これからの日本の音楽教育にも一石を投じることになるでしょう。
山本幸正(国立音楽大学教授)
東京学芸大学教育学部卒業、同大学院音楽教育専攻修了。東京都立高等学校教諭、東京都立教育研究所指導主事、洗足学園音楽大学教授を経て、現在、国立音楽大学教授。高等学校在職中に東京芸術大学音楽教育研究室で創作指導の研修を受ける。教育出版高等学校音楽教科書著者(昭和60年~平成7年、平成10年~現在)。全日本音楽教育研究会大学部会監事。日本民俗音楽学会、日本音楽教育学会会員。東京都高等学校音楽教育研究会講師。
●ワークショップ 14:00〜15:30
環境、身体、音、声、言語、音楽を一体化 させた「音楽づくり」ワークショップ 日本のうたをとりもどす
ワークショップリーダー:中村明一
音楽づくりは、誰でもができることです。事実、世界中には一般の人達が作った素晴らしい音楽が残っています。これは、人間が伝統、環境その他から影響を受けながら、生活、労働の中で共有概念を持ち、身体、音、言語、声、音楽を媒介として、自然、神仏、人間、自己とコミュニケーションをとってきた結果残ったものです。このワークショップでは、伝統、環境の代わりに共有概念として物語を使い、それを手がかりに身体表現、音、声、言葉、音楽などを、根源的な方法で創っていただきます。
中村明一(作曲家/尺八演奏家/日本現代音楽協会会員)
バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院大学院にて作曲と即興法を学ぶ。日本古来の呼吸法・密息、循環呼吸、倍音、多重音奏法を操る。CD「虚無僧尺八の世界」シリーズにて平成11年度,17年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞。第19回松尾芸能賞。作曲家としても、NHK、ドイツ国営放送、ラベル弦楽四重奏団、シベリウス弦楽四重奏団等より委嘱を受け、第18回文化庁舞台芸術創作奨励賞。著書に『倍音』(春秋社)、『密息で身体が変わる』(新潮社)他。洗足学園音楽大学大学院、山梨学院大学、桐朋学園芸術短期大学講師。
コーディネーター:森垣桂一(国立音楽大学教授 日本現代音楽協会理事)
統括プロデューサー:坪能克裕(日本現代音楽協会 現代音楽教育プログラム研究部会長)
▼参加お申込み
参加料無料
資料代500円 日本現代音楽協会協定校(国立音楽大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学、桐朋学園大学)学生は無料
日本現代音楽協会宛にメール(80th(a)jscm.net)またはFAX(03-3446-3507)にてお申し込みください。
記入項目:1.参加者氏名(よみがな)/2.職業(学生の場合は学校名)/3.電話番号/4.E-mail または FAX番号
定員:30名(定員に達し次第受付を終了致します)
■主催・お問合せ:日本現代音楽協会 現代音楽教育プログラム研究部会(EPCoM) 電話:03-3446-3506
■協力:国立音楽大学