現音 音楽づくりワークショップ2014 vol.1
メシアンの音階で遊ぼう!
2014年8月2日[土]東京音楽大学
●講義 13:30〜14:00
広大なメシアンの世界
講師:福士則夫
『移高の限られた旋法』をはじめ、メシアンの音楽語法を提示するためにはここに何ページが必要になるだろう。私はその分厚いページに拡がる世界の片隅に針の穴をあけて垣間見たメシアンしか知らない。けれどその論理性と同時に慎み深く慈愛に満ちた存在は、留学中のわずかな期間ではあったが私に決定的な転換をもたらした。語法は一つの道具に過ぎないが、そこから広がる可能性に注目したい。
福士則夫(作曲家/日本現代音楽協会会長)
東京藝術大学大学院修了時に池辺晋一郎、三枝成彰など5人で作曲グループ「白浪」を結成。1972年文化庁芸術祭優秀賞受賞。翌年フランス政府給費留学生として渡仏。帰国後アンサンブル・ヴァン・ドリアンに参画、1983年同団体として中島健蔵音楽賞受賞。2003年佐治敬三賞受賞。主要作品はヨーロッパ圏をはじめとしアメリカ、カナダ、アジアなどで演奏されている。東京音楽大学客員教授。日仏現代音楽協会名誉顧問、日本現代音楽協会会長。
●ワークショップ 14:00〜15:30
メシアンのモードで“音楽づくり”を楽しもう!
ワークショップリーダー:松尾祐孝
20世紀音楽の巨匠=メシアンが考案したモードの考え方を初歩的に学んだ上で、そのシステムを活用した“音楽づくり”を体験してみようというワークショップです。簡単な楽器、声、身体表現などを使って、その場で集団即興創作を行ないます。成果発表としてのミニコンサートの後、鑑賞との連系にも言及しながら総括します。皆様お気軽にご参加ください!
松尾祐孝(作曲家/日本現代音楽協会理事)
1959年生まれ。1984年藝大修士修了。日仏現代音楽作曲コンクール特別賞、ACL青年作曲賞第1位、ISCM92ワルシャワ大会国際審査入選、村松賞、別宮賞等。内外での旺盛な作品発表や指揮活動の他、音楽祭プロデュース等の国際交流にも尽力。また近年は“音楽づくり”の伝道者として全国を行脚している。現在、洗足学園音楽大学教授/音楽教育コース統括責任者、日本現代音楽協会理事、公益財団法人日本音楽教育文化振興会理事、PHONOSPHERE MUSICALE主宰、等。
コーディネーター:糀場富美子(東京音楽大学教授 日本現代音楽協会理事)
統括プロデューサー:坪能克裕(日本現代音楽協会 現代音楽教育プログラム研究部会長)
▼参加お申込み
参加料無料
資料代500円 日本現代音楽協会協定校(国立音楽大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学、桐朋学園大学)学生は無料
日本現代音楽協会宛にメール(80th(a)jscm.net)またはFAX(03-3446-3507)にてお申し込みください。
記入項目:1.参加者氏名(よみがな)/2.職業(学生の場合は学校名)/3.電話番号/4.E-mail または FAX番号
定員:30名(定員に達し次第受付を終了致します)
■主催・お問合せ:日本現代音楽協会 現代音楽教育プログラム研究部会(EPCoM) 電話:03-3446-3506
■協力:東京音楽大学