葛西友子・新堂帆士斗打楽器リサイタル3月26日豊中市立ローズ文化ホールで開催!「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」

現音 in 関西 vol.11 演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
葛西友子・新堂帆士斗打楽器リサイタル
+ Archive Viewing

2025年326日(水)18:30開場 19:00開演
豊中市立ローズ文化ホール(阪急宝塚線「庄内」駅から徒歩約10分)

制作:南川弥生

 

打楽器は、クラシック音楽の分野では、様々なオーケストラ作品で音色の変化を作り、また、近年は打楽器アンサンブルによる独自の楽曲がたくさん生み出されています。楽器の持つ特性として、民族的、民俗的な側面も見せ、作曲する者にとっては魅力ある楽器だと言えるでしょう。私達は、next mushroom promotion等で活躍する葛西さんと、若手の打楽器奏者・新堂さんの打楽器コレクションに魅せられ、その高いアンサンブル性は聴く者をTrance状態に、またジャンルを超えたTrans、そこにはいくつかのTrap(罠)ありの、通常とは違う異空間を彷徨う事になるでしょう。(制作:南川弥生)

 

全曲新作初演
浅井ちひろ/日常III〜2人の打楽器奏者のための〜
大慈弥恵麻/Candy drops perc solo
門脇治/サスッテナブル perc solo
倉内直子/Pulse -for Percussion solo
河野敦朗/Earendel perc duo
近藤浩平/水響打楽神事(酔狂堕落神事) パーカッションデュオのための Op.235
田口雅英/蓮の庭 打楽器二重奏の為の
北條美香代
/露華〜独奏打楽器のための〜
増田建太/WEB perc duo
南川弥生/Coo Call for 2 Percussionists
諸橋玲子/PRANA II perc solo
 ※演奏順未定

 

インターネット配信実施
ネット視聴チケット(¥1,000)をご購入の上こちらで視聴申込みを行って頂くと、リサイタル翌日から10日間、公演の録画映像をご視聴頂けます。なお、視聴者の受信環境や、配信システムのトラブルにより、映像や音声の乱れ、公演の一時中断、途中終了の可能性があります。予めご了承ください。

 

Ticket Information

クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、銀行振込、Amazon Pay、Pay-easyで購入可

▼座席チケット 全自由席 ※未就学児入場不可
一般2,000円ネットで購入
学生1,000円ネットで購入

▼ネット視聴チケット
1,000円ネットで購入

電話で購入 ⇒ 03-6417-0393(日本現代音楽協会/月-金 10:00-17:00)

 

主催:特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
後援:一般社団法人日本音楽作家団体協議会

 

葛西友子(かさい・ともこ):大阪音楽大学卒業、同大学院修了。フリー打楽器奏者として国内外問わず室内楽を中心に活動し、数多くの世界初演日本初演作品に携わる他、オーケストラや吹奏楽での客演、劇伴レコーディング、ラジオやテレビ番組主催の特設バンドにも年間通し参加と、活動は多岐に渡る。各コンクール審査や、中高生の指導で各地を回り後進の指導にも力を注いでいる。大阪音楽大学特任准教授。現代音楽集団next mushroom promotion、打楽器実演家集団studio kNot各メンバー。

新堂帆士斗(しんどう・ほしと):12歳より打楽器を始める。第23回“万里の長城杯”国際音楽コンクール・打楽器部門にて第1位、並びに審査委員長賞受賞。関西打楽器協会主催、第36回打楽器新人演奏会にてKOROGI賞を受賞。全日本打楽器連盟主催、フレッシュコンサートにて最優秀賞を受賞。日本国際音楽コンペティション打楽器部門にて第2位を受賞。大阪音楽大学打楽器専攻を首席で卒業、並びに卒業時褒賞にて最優秀を受賞。同大学大学院管弦打研究室・修士課程修了。

北嶋愛季チェロリサイタル3月14日ベヒシュタイン・セントラム東京ホールで開催!「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」

演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
北嶋愛季チェロリサイタル
+ Archive Viewing

2025年314日(金)18:30開場 19:00開演
ベヒシュタイン・セントラム 東京 ホール
東京メトロ日比谷線「日比谷」駅A9出口直結
JR山手線「有楽町」駅日比谷口徒歩5分)

制作:佐藤昌弘

 

毎年、東京と関西のそれぞれで開催される日本現代音楽協会主催の「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」―これは、1つの楽器にスポットをあて、その楽器の優れた演奏家と、本協会会員を中心とした作曲家たちとの協働によってリリースされる、新しい形のリサイタル企画です。今年の東京公演は、国内外の現代音楽シーンで活躍されている気鋭のチェリスト・北嶋愛季氏をお迎えし、チェロの独奏、またはチェロとピアノの二重奏(ピアノ:榑谷静香)による全8曲の初演作品が、ベヒシュタイン・セントラム東京にて一挙に上演されます。北嶋氏のチェロ演奏を念頭に書き下ろされた多様な新作群が並ぶプログラムに、どうぞご期待ください。(制作:佐藤昌弘)

 

全曲新作初演
島田萌/知ること、沈黙すること、やり過ごすこと  vc
天岡寛晋/CAPRICCIO  vc, pf
滝川小晴
/水鏡  vc
甲田潤/断章 vc, pf
門脇治/ゴシュゴシュ(改訂版)vc
伊藤高明/第3の迷宮 vc, pf
平良伊津美Green IV  vc
佐藤昌弘/Nocturne III  vc, pf

●ピアノ:榑谷静香

 

インターネット配信実施
ネット視聴チケット(¥1,000)をご購入の上こちらで視聴申込みを行って頂くと、リサイタル翌日から10日間、公演の録画映像をご視聴頂けます。3月3日(日)までに視聴申込みを完了した方は生配信でもご覧になれます。なお、視聴者の受信環境や、配信システムのトラブルにより、映像や音声の乱れ、公演の一時中断、途中終了の可能性があります。予めご了承ください。

 

Ticket Information

クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、銀行振込、Amazon Pay、Pay-easyで購入可

▼座席チケット 全自由席 ※未就学児入場不可
一般2,500円ネットで購入
学生1,000円ネットで購入

▼ネット視聴チケット
1,000円ネットで購入

電話で購入 ⇒ 03-6417-0393(日本現代音楽協会/月-金 10:00-17:00)

 

主催:特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
後援:一般社団法人日本音楽作家団体協議会

 

北嶋愛季(きたじま・あき)チェリスト・保育士・パフォーマンスコーチ。2013/14アンサンブル・モデルン・アカデミー生。現在、放送大学教養学部 (心理と教育コース)在籍。 バロックとモダン2台のチェロによる独奏演奏会を東京、フランクフルト、ミュンヘンで定期的に開催。国内外の現代音楽祭や演奏会に多数出演。即興デュオOKA-ARUKI、近現代作品を演奏するトリオみのりて、親子向け演奏会を行うciel各メンバー。https://www.akikitajima.com

「ペガサス・コンサート Vol.VII」リサイタル企画&主演者募集!

募集要項のpdfはこちら

 

フォーラムコンサートレポート

現音 Music of Our Time2024のフォーラム・コンサートは、11月28日と11月29日の2夜にわたり
開催されました。
今回は出品者のレポートをお送りいたします。

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山下現代音楽賞 現代音楽演奏コンクール“競楽XVI”第1位受賞の言葉〜伊勢宥奈(ヴァイオリン)

 この度、山下現代音楽賞 現代音楽演奏コンクール“競楽XVI”にて第1位という結果をいただく事ができ、本当に嬉しく思います。この“競楽”というコンクールは1945年以降の1〜6名までの編成の楽曲であれば自由に自分の魅せ方をプロデュースできる他に類を見ないコンクールです。

 私は学生時代から現代音楽に強い興味を持っていましたが、公の場での演奏機会がなく、競楽の存在を見つけた際『このコンクールに参加すれば公の場で現代音楽を演奏する事ができる!しかも素晴らしい審査委員の方々に聴いていただける!』と思い、応募させていただきました。

 いざ参加してみると楽器や編成、楽曲も本当に多種多様だと感じましたが、予選からスタッフの方々が隅々まで丁寧にサポートしてくださり(特にステージの配置など)本選でも照明の細部のこだわりまで要望を聞いていただき、参加者に寄り添って対応して下さいました。スタッフの方々のご協力に深く感謝申し上げます。

 予選では、いつか挑戦してみたいと思っていた西村朗先生の「無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番〈霊媒〉」、本選では、私がこれから現代音楽に取り組むにあたって自分の糧となり、挑戦にもなるIannis Xenakisの「Mikka《S》」、そして自分にとって現代音楽の入り口となり、今大会で絶対に演奏しようと決めていた細川俊夫先生のヴァイオリンのための「ウィンター・バード」を演奏させていただきました。それぞれの作品には本選での意気込みでも書かせていただいたような、テーマや特色、作曲家の個性が色濃く反映されています。

 自分にとって現代音楽を演奏することは、その作品の個性と向き合う事、作品の力を観客に伝えるためにどんな風に魅せるのか、舞台上では”伊勢宥奈”という殻を突き破って、何がなんでも作品のエネルギーを伝えなけばならない責任があると思います。これはマティアス・ピンチャー氏の言葉をお借りしたもので、「サントリーサマーフェスティバル2021 サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo.43 作曲ワークショップ」にてピンチャー氏が仰っていた、「作品が作曲者から奏者の手に渡った瞬間に、責任も奏者にバトンタッチする」という言葉で、強く感銘を受けたと同時に、私にとって生涯忘れられない言葉となりました。この言葉を常に心に留めて作品と向き合っていきたく思います。

 私が現代音楽という素晴らしい世界に足を踏み入れることができたのは友人達と先生方のおかげであり、私一人では今回の受賞まで辿り着く事ができませんでした。最後になりましたが、審査委員の先生方、日本現代音楽協会の皆様、そして現代音楽の世界へ導いてくれたすべての方々に心から感謝申し上げます。

▼山下現代音楽賞 現代音楽演奏コンクール“競楽XVI”審査結果はこちら